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2020年7月11日土曜日

アボカドの実 その後 2020年7月

もうずっと雨が降っています。
アボカドはビニールハウス内なので、水と肥料を適量あたえて
順調に成長しています。

ビニールハウスのカーテンに枝が届いたので
中程度の剪定をしました。

実は大きくなっています。
ただ、結実数が多い枝はそれほど成長せず
1つだけ付いている枝の果実は大きい感じです。

摘花などはしていないので、仕方ないです。
※最終的に、どの実が残るのか、自然落下するのか不明なため





2020年6月19日金曜日

やはり心配な実

6月になり気温が高くなるに連れて、潅水の頻度を上げています。
もう、「木」自体は十分大きいので、多少の乾燥で枯れることは無いと思ってます。
とはいえ、心配なので例年通り夏場はお水を沢山与えます。(施設栽培なので)

先月よりも「果実」は大きくなっていますが、成長スピードは遅いかなと。
おそらく、全体では150個ほど実がありますが残るのは少なそうです。
ただ、例年よりも残存数が多く、今まで実がつかなかった品種もついています。

ある程度、木が成長しないと実がつかないとは思っていますが
それが顕著に出ている状態ではないかと。
要するに、中途半端な木の大きさだと 0収穫
翌年は沢山 みたいな。

昨年までと違うことは
・昨年末に「リン酸」を多めに施肥
・人工受粉していない
くらいです。

参考までに。

ピンカートン 小さい木に1つだけなってる
ピンカートン 一番大きい実

ベーコン

初のフェルテ 形が違う

ボケてるけどフェルテ

ベーコン 両方は無理そう

2020年5月25日月曜日

2020年5月の状況

お久しぶりです。
仕事がようやく落ち着きましたので、近況を報告します。

例年通り、3月から4月に花が咲き、今は所々に実が見えている状況です。

昨年までは受粉を手伝っていたのですが、今年は忙しかったので
何もせずにおいておきましたが、いつもより多く実がついているように思います。
暖冬の影響でミツバチの動き出しが早かったのではないかと。
ビニールハウスでの栽培なので、露地より開花時期が早く
虫の動き出しとタイミングが合ってなかったのが原因かもしれません。これまでは。

順調に実が育つといいのですが。。




2019年5月27日月曜日

剪定したアボカドの木

先日、大胆に剪定したアボカドの木
順調に新芽が出ています。

元々、新芽が出る時期だったので準備されていた感じがありますが
施肥と最近の高温、灌水頻度を増やすことも影響していると思います。

真夏には沢山の葉が茂っているでしょう。

葉が少ないので、正直、実が肥大することは難しいと思います。
土からの栄養だけでなく、葉の光合成で養分を蓄える割合が
アボカドは多いと感じています。※あくまでも感覚

理由としては、アボカドの葉が非常に大きいことです。
葉の大きさはこちらのブログに記載。
アボカドの葉は大きい

みかんなどの柑橘系は葉が茂るまでに時間が掛かるので
剪定は基本しないようですが、アボカドはすぐに茂るので
必要があった場合は、躊躇なく切って良いと思います。

また、今回の剪定時に地面に接している枝は
切ってしまいました。
病気や虫の影響を受けそうだからです。



2019年5月21日火曜日

アボカドの施肥

正直、あまり積極的に施肥を行っていないが
この時期はやるべきだと思います。

元々、花を育てていた土地なので、ある程度は肥料が残っていたらしく
水さえあげていればどんどん木は成長しました。
また、露地栽培で沢山の実が成っていた実績がある場所では
ほとんど放置だったらしく、基本的には世話をしなくても
育つ説まであります。

とはいえ、そろそろ本格的に果実を収穫したいので
リン酸を中心に施肥をしたいところです。

実が大きくならない、落果が多い要因として
・水分不足
・水分過剰
・肥料不足(主にリン酸)
・肥料過多(主に窒素)
これらが考えられます。
受粉不良などもあり得なくないが、それは
来季に虫媒介を導入して検証するしかないです。

【水関連】
まず、水分不足については否定したい。
夏場は毎日十分な量を与えていた。
逆に水分過剰説はあるかもしれない。
ただ、これを検証するのはリスクがあるので
従来どおりに水分は与えることにする。

【肥料関連】
十分な施肥をしていなかったが、0ではなく
化成肥料は適宜散布していた。何が十分であるかがわからないので
2ヶ月に1度は 8-8-8 の化成肥料を1㎡あたり150gを目安に施肥することにする。

ということで、ホームセンターでほぼ間違いなく販売されている
8-8-8の化成肥料を購入し、施肥しました。
※リン酸が多い肥料はお高いので、、


2019年5月20日月曜日

アボカドの剪定

少し暖かくなったためか、アボカドの葉をクルっと
巻いてしまう虫が発生しました。
幸い、一部の木だけだったので剪定で対応することにしました。

虫は カクモンハマキ で、恐らく大きな被害は無いが
放って置くと勢力を伸ばし、収拾がつかなくなる可能性があるので
今のうちに対処することにしました。

着果を確認したので、その枝は残しました。
葉が多すぎた木だったので、余計に被害があったと考えられます。

過去に理由はわからなかったんですが、葉がすべて落ちてしまったことが
ありましたが、2ヶ月くらいで以前より葉が生い茂るまでに復活したので
今回も大丈夫だと思います。
特に夏場はアボカドが大好きな高温の日が続くので
あまり心配していません。

また、アボカドの本場では カットバック という
強剪定をすることも当たり前のようです。

剪定後のベーコン種

実は残しました

2019年3月22日金曜日

【報告】開花状態の追記

例年通り、ピンカートン種の開花が早く
1月から2月には既に咲いている状態でした。

3月になり、ベーコン種も開花を始め、受粉出来る状態となっています。

何度も書いてきましたが、アボカドの受粉は難易度が高く
「万花に一果」とか。
実際、どれくらいの花が咲いているのかわからないほど
多くの花をつけるので、正確な表現であるか不明です。
ただ、言いたいことは「結実しにくい」ということで、それは間違いないです。

虫媒介するほどの規模でもないので、ハウスを開けて
外の虫を待っている状態です。
もちろん、私も受粉の手伝いをしています。

花の状態について正確な記述が出来ていませんでしたので
もう一度、書きます。

私が見る限り、花の状態は3種類あります。
・開花状態・・・花が咲いている状態 花粉採取は出来ない
・花粉放出状態・・・花粉を飛散させることができる状態
・受粉状態・・・雌しべが受粉を待っている状態
 ※品種によって、開花状態と受粉状態の時間が異なるので
  開花状態が異なる品種を植えないと受粉しにくい。

これまで、開花していれば雄しべから花粉が出ていると思っていましたが
先日、マイクロスコープでよく観察したところ、雄しべにも「弁」があり
そこから花粉が出ていることがわかりました。
この状態にならないと花粉は出ていません。

開花状態

花粉放出状態

受粉状態



2019年1月14日月曜日

2018年の成果

諸事情があり、しばらく更新できませんでした。
アボカドは順調に育っており、特に問題はありません。

2018年の成果としては「一応」アボカドの実が
落ちずに残ったことです。
しかし、これ以上は大きくならなかったので
何かしらの問題があったと思われますが、原因はわかりません。

同じくらいの実が2つなりました。

夏場、とても暑かったのですがアボカドに影響はなく
とにかく大きく木が成長したことも一つの成果だったと思います。
これまであまり元気が無かった木も勢いを取り戻したことが
今後に期待を持てます。

台風の影響で国産アボカド(果実)の仕入れが出来ず
2年連続で苗を増やすことが出来ませんでした。
とはいえ、現状は飽和状態なので、これ以上増やすことは
不要かなとも思っています。


2018年8月5日日曜日

最近の様子 2018年8月

特に目新しいことは無いが、アボカドの成長が早くて
若干困惑気味です。

というのは、地植えする際に品種の特性を見て
木と木の間隔を取ったのですが、想定以上に
成長が早く通路が塞がれつつあります。

誘引を行っていますが1週間もすると他の場所から
次々と新しい枝が出てきて対処が追いつかない状態です。
さらに、連日の猛暑でビニールハウス内での作業も限界があり
涼しくなってから行うことにしています。
※5分も滞在すると汗が吹き出てきます。

上の方に伸びる枝はいつものように剪定すれば
脇芽が成長して広がりが出ます。
ただ、直立型のベーコン種は諦めずに何度も
上の成長をトライしてくるので何度も行う必要があります。

ベーコン種でも1本だけなぜか横に伸びる木があり
それはそれで困っています。

写真では伝わらないですが、とにかく葉や枝が増えております。
横に伸びるベーコン種 実生:2年半前

上に伸びようとするベーコン種たち

上に伸びる枝を切ってもまた、、

開帳型のフェルテ種

1週間程度で伸びた枝(黄緑の枝)

2018年5月6日日曜日

アブラムシ対策

初期の頃は害虫(アブラムシ)などアボカドに付かなかったのだが
最近はよく見かけるようになりました。
原因は不明だが「アブラムシ」がアボカドを好きだったんだろうと思います。

2月くらいからちらほらと「アブラムシ」の存在を確認していました。
大事にはならないだろうと、放置していると
暖かくなるに連れ徐々に増えてきました。

4月頃「アブラムシ」が少し減っているように思ったので
調べてみると「てんとう虫」の幼虫を数匹確認できました。
幼虫といっても「足」が生えている個体なので
機動力がかなりあるタイプです。

結局、その幼虫が「アブラムシ」を壊滅させて
成虫になった「てんとう虫」がとどめを刺し
アブラムシは居なくなりました。

なぜ「てんとう虫」が発生したのか
わからないのですが、無農薬栽培が継続できました。
頼れる存在。


アボカドの実 2018年5月6日

アボカドの実はベーコン種に多くついており
徐々に成長しています。

昨年は小さい段階ですべて落下してしまいましたが
その時の大きさよりは成長しています。
よって、望みはあるかも。






2018年4月15日日曜日

今年も実がなりました。。。

長い開花シーズンも終盤です。

アボカドの花は非常に小さいのですが
数が多く、また開花のタイミングも違いますので
1ヶ月程度は花が咲き続けている感覚です。
※同じ木でも枝によって開花のタイミングが異なります。

最近になりようやく蜂やハエを見かけるようになりましたが
アボカドの開花全盛期には間に合わず
受粉の手助けにはならなかったように思います。

去年はあまり気が付かなかったのですが
アボカドの花は近づくとキンモクセイに近いような
あまい強烈な香りがします。
キンモクセイのように遠くからでもわかるほどではないのですが
近づくと香りの強さがよくわかります。

結実した花をいくつか発見しましたが
昨年のように落ちてしまいそうな雰囲気で
少しがっかりしています。
ただ、ベーコン種はこれからなので
見守りたいと思います。

写真は一足先に開花シーズンを終えた
ピンカートン種です。

アボカドの実

2018年3月22日木曜日

受粉の季節

暖かくなり、ビニールハウスのアボカドも
花芽や新芽が成長しています。

ピンカートン種の花が例年より早く咲き心配しましたが
例年通りに咲いたベーコン種の花と時期が被ったので
とりあえず問題無さそうです。

ただ、ピンカートン種は花芽が成長しすぎて
ものすごく枝が長くなってしまいました。
結実しても落下すると思います。

最近は、人工授粉を頑張っています。
昼過ぎくらいに雌花ステージがいい感じに出来上がっているので
そのタイミングを見計らって受粉をしている感じです。

アボカドの花については下記の記事を参照。
http://japanese-avocado.blogspot.jp/2017/05/blog-post.html
長く成長しすぎ問題

雌花ステージ

2018年1月21日日曜日

花芽の成長

寒い日が続きますが、ビニールハウスは最低気温5℃に保たれるので
アボカドは元気です。
日中は30℃くらいになるときもあります。

とはいえ、木自体の成長は無く一部の品種において
花芽の成長や花芽の準備、など春を迎えるために頑張っている感じです。

主にピンカートン種ですが、もう花が咲きそうです。
例年に比べると1ヶ月半ほど早いです。
昨年は3月に花が咲いています。

ベーコン種やフェルテ種は蕾が出来ているものの
まだ準備中です。

花芽の成長記録
開花タイプが異なるので出来れば同時に咲いて欲しい、、、。
1月20日



2017年12月16日土曜日

アボカドの葉は大きい

アボカドはたくさんの葉がつきます。
施肥が少なくても成長する理由なのかなと
思っていますが、実際はどうかはっきりしません。

葉のサイクルは比較的早いように思います。
植え替えのストレス?かわからないですが
一度、6月頃に葉がすべて落ちてしまった木があります。
しかし、すぐに新しい芽が出て大きな葉に覆われています。

落ちた葉は自然のマルチとなって保水性を高める効果があるそうです。
なお、葉は水を弾く力が非常に強いです。

私が育てている30本以上あるアボカドの木で
一番大きな葉は長さ30㎝、幅10㎝のものです。
ベーコン種
ベーコン種

もちろん、こんなに大きな葉ばかりではないです。
幅が広いものは12.5㎝ほどありました。

ベーコン種の葉が大きいように思います。

2017年11月29日水曜日

最近の状況(2017年11月後半)

最近は朝晩の冷え込みが厳しくなり
一桁台の気温が当たり前になってきました。

現在、ビニールハウスでの栽培しか行っておりませんので
外気温に神経質になることはありませんが
気温とともにアボカドも変化していますので
その状況をご報告いたします。

基本的にアボカドは11月~翌1月くらいが収穫期です。
品種によって異なりますので、若干のブレがありますが
要するに年末です。

その後、2月、3月あたりに新芽が出てきます。
4月、5月に花が咲きます。
※ハウス栽培の場合はこんな感じです。

この寒い時期に、もう新しい芽が出ています。
しかもかなりの数です。
花の蕾のように見えますが
アボカドの花は新芽に付きますので
既存の枝から花が咲くことはないです。

普通に「芽」が伸びている写真もありますが
これは恐らくフライングですね。
日中の気温が高いので、まだ成長しています。

丸い蕾のようなものがたくさん付いています。
花芽ですかね。







植え替えについて 別件

昨年、実生から接ぎ木を行った苗について書きます。

植え替え後の成長
こちら↑では、購入したベーコン種の苗を照会していますが
今回は自分で種から育てた苗のお話です。

どの樹木もそうだと思いますが
鉢植えのままでは大きく育ちません。
アボカドは根があまり強くないので
植え替えが苦手です。

なので、基本的には植え替え回数は少ないほうが望ましいです。
小さい鉢⇒大きい鉢 この工程を経由して地植えするのは
問題ないですが 地植え⇒地植え は難しいと思います。

しかし、いつまでも鉢植えのままだと
「根が回る」状態、いわゆる「根詰まり」になりがちです。

なので、接ぎ木して2,3ヶ月後に地植えするのは
十分ありかなと思います。
※ただし、暖かい時期に実施する必要あり。

露地植え予定の場合は、一度大きな鉢に移した後に
露地植えしたほうが良いと思います。
幹や枝が細いとその分、寒さの影響を受けるからです。

昨年、実生から接ぎ木した苗は
購入したベーコン種やピンカートン種の2,3年後輩にあたるのですが
地植えした後にどんどん成長し、今は先輩と変わらないほどの
大きさになっています。
2016年に接ぎ木した苗の現在
早目に地植えしたことで、成長が促進されたのだと思われます。

2017年10月29日日曜日

摘心後の木

先日、ご報告したとおり、鉢上げ後に
ベーコン種の木がかなり成長しました。

もう少しわかりやすく説明します。

基本、アボカドは「強い枝を作らない」という考えで
剪定していきます。
よって、新梢を摘心して脇芽を育てることを行います。

摘心し、四方に伸びて順調でしたが
ある日、摘心した部分から枝が伸びていることを確認しました。
確かに摘心したので、上方の空間は空いており
伸びるにはちょうどよい環境でした。

この画像の①、②、③、④が摘心後に成長した脇芽ですが
⑤がその後に成長し、どの枝よりも太くなっています。
上に飛び出ている一番高い枝が⑤の枝です。
2mくらいの高さになりました。

アボカドの成長は「環境が整う」とめちゃ早いです。
なので、早めの摘心を行いコントロールしたほうが良さそうです。

2017年10月28日土曜日

虫あらわる

過去3年間でアボカドが害虫被害にあったことは
ほぼ無かったのですが、今年は多発しました。

・アブラムシ
 ⇒新芽を中心に攻め込んできます。
  市販のアブラムシ対策剤を散布して対応しました。

・青虫
 ⇒葉を食べられました。
  ハウスの為、蝶の侵入経路は少ないのですが
  10匹くらいを目視確認&排除しました。

アボカドの木に致命傷となるような自体にはなりませんが
早目に発見しないと成長に影響が出ると思います。

青虫にやられた様子

2017年10月26日木曜日

植え替え後の成長

春に植え替えてから成長しました。

正直、すべてが同じように大きくなったのではなく
あまり変化がないものもありました。
そのあたりの理由もわかってきています。

一番大きく育っているのはベーコン種の2本です。
新梢の摘心を行い、4方に伸びた枝がぐんぐん成長しました。

さらに、摘心した付近からも上方向に伸びております。

画像で御覧ください。


 やはり、鉢では狭かった ということですが
管理していた感触としては、灌水の重要さを改めて知ったという感じです。