2017年12月17日日曜日

台木の芽はカット!

接ぎ木したアボカドの木では稀に台木から
芽が伸びてきます。
台木の芽は接ぎ木した枝の成長に影響があるので
見つけ次第カットすべきです。

通常は生えてくることはあまり無いので
もしかすると、接ぎ木した枝の成長に何かしらの
問題が発生している可能性があります。
※成長しにくいため、台木が頑張ってしまった など。

とりあえず、カットです。

台木から芽が出て、そこそこ大きくなっています

ざくっと切ります

2017年12月16日土曜日

アボカドの葉は大きい

アボカドはたくさんの葉がつきます。
施肥が少なくても成長する理由なのかなと
思っていますが、実際はどうかはっきりしません。

葉のサイクルは比較的早いように思います。
植え替えのストレス?かわからないですが
一度、6月頃に葉がすべて落ちてしまった木があります。
しかし、すぐに新しい芽が出て大きな葉に覆われています。

落ちた葉は自然のマルチとなって保水性を高める効果があるそうです。
なお、葉は水を弾く力が非常に強いです。

私が育てている30本以上あるアボカドの木で
一番大きな葉は長さ30㎝、幅10㎝のものです。
ベーコン種
ベーコン種

もちろん、こんなに大きな葉ばかりではないです。
幅が広いものは12.5㎝ほどありました。

ベーコン種の葉が大きいように思います。

2017年12月10日日曜日

マンゴーを育てる

夏に沖縄の宮古島へ行った際に
マンゴーをいくつか購入しました。

その種を鉢に植えたところ
それなりに成長しております。

マンゴーの種はそこそこ硬い殻に包まれており
殻から中身を取り出して植えるようです。

あとは、鉢植えして毎日水をあげるだけです。
ある日突然5センチくらい成長した状態になっているので
驚きます。※最初は細い棒状

マンゴー その1

マンゴー その2
4つの種を植えましたが、2つだけ発芽しました。
1つは明らかに種が黒かったので仕方ないです。

アボカドと比較すると、耐寒性がかなり低いので
この冬を乗り越えられるか心配です。※8℃くらい?
また、実生で接ぎ木しておらず
実がなるのはかなり先になりそうです。

2017年11月29日水曜日

最近の状況(2017年11月後半)

最近は朝晩の冷え込みが厳しくなり
一桁台の気温が当たり前になってきました。

現在、ビニールハウスでの栽培しか行っておりませんので
外気温に神経質になることはありませんが
気温とともにアボカドも変化していますので
その状況をご報告いたします。

基本的にアボカドは11月~翌1月くらいが収穫期です。
品種によって異なりますので、若干のブレがありますが
要するに年末です。

その後、2月、3月あたりに新芽が出てきます。
4月、5月に花が咲きます。
※ハウス栽培の場合はこんな感じです。

この寒い時期に、もう新しい芽が出ています。
しかもかなりの数です。
花の蕾のように見えますが
アボカドの花は新芽に付きますので
既存の枝から花が咲くことはないです。

普通に「芽」が伸びている写真もありますが
これは恐らくフライングですね。
日中の気温が高いので、まだ成長しています。

丸い蕾のようなものがたくさん付いています。
花芽ですかね。







植え替えについて 別件

昨年、実生から接ぎ木を行った苗について書きます。

植え替え後の成長
こちら↑では、購入したベーコン種の苗を照会していますが
今回は自分で種から育てた苗のお話です。

どの樹木もそうだと思いますが
鉢植えのままでは大きく育ちません。
アボカドは根があまり強くないので
植え替えが苦手です。

なので、基本的には植え替え回数は少ないほうが望ましいです。
小さい鉢⇒大きい鉢 この工程を経由して地植えするのは
問題ないですが 地植え⇒地植え は難しいと思います。

しかし、いつまでも鉢植えのままだと
「根が回る」状態、いわゆる「根詰まり」になりがちです。

なので、接ぎ木して2,3ヶ月後に地植えするのは
十分ありかなと思います。
※ただし、暖かい時期に実施する必要あり。

露地植え予定の場合は、一度大きな鉢に移した後に
露地植えしたほうが良いと思います。
幹や枝が細いとその分、寒さの影響を受けるからです。

昨年、実生から接ぎ木した苗は
購入したベーコン種やピンカートン種の2,3年後輩にあたるのですが
地植えした後にどんどん成長し、今は先輩と変わらないほどの
大きさになっています。
2016年に接ぎ木した苗の現在
早目に地植えしたことで、成長が促進されたのだと思われます。

2017年10月29日日曜日

摘心後の木

先日、ご報告したとおり、鉢上げ後に
ベーコン種の木がかなり成長しました。

もう少しわかりやすく説明します。

基本、アボカドは「強い枝を作らない」という考えで
剪定していきます。
よって、新梢を摘心して脇芽を育てることを行います。

摘心し、四方に伸びて順調でしたが
ある日、摘心した部分から枝が伸びていることを確認しました。
確かに摘心したので、上方の空間は空いており
伸びるにはちょうどよい環境でした。

この画像の①、②、③、④が摘心後に成長した脇芽ですが
⑤がその後に成長し、どの枝よりも太くなっています。
上に飛び出ている一番高い枝が⑤の枝です。
2mくらいの高さになりました。

アボカドの成長は「環境が整う」とめちゃ早いです。
なので、早めの摘心を行いコントロールしたほうが良さそうです。

2017年10月28日土曜日

虫あらわる

過去3年間でアボカドが害虫被害にあったことは
ほぼ無かったのですが、今年は多発しました。

・アブラムシ
 ⇒新芽を中心に攻め込んできます。
  市販のアブラムシ対策剤を散布して対応しました。

・青虫
 ⇒葉を食べられました。
  ハウスの為、蝶の侵入経路は少ないのですが
  10匹くらいを目視確認&排除しました。

アボカドの木に致命傷となるような自体にはなりませんが
早目に発見しないと成長に影響が出ると思います。

青虫にやられた様子

2017年10月26日木曜日

植え替え後の成長

春に植え替えてから成長しました。

正直、すべてが同じように大きくなったのではなく
あまり変化がないものもありました。
そのあたりの理由もわかってきています。

一番大きく育っているのはベーコン種の2本です。
新梢の摘心を行い、4方に伸びた枝がぐんぐん成長しました。

さらに、摘心した付近からも上方向に伸びております。

画像で御覧ください。


 やはり、鉢では狭かった ということですが
管理していた感触としては、灌水の重要さを改めて知ったという感じです。

2017年5月14日日曜日

ついに実がなりました

アボカド栽培を始めて3年でついに
実がつきました。

今年は綿棒を使って人工的に受粉させてみました。
その結果かもしれません。

ベーコン種の木に8つ
ピンカートン種の木に1つ

かなり偏ってしまいました。

しかし、アボカドの実を収穫するまで大きくするのは
かなり難しいそうなので、落とさないように
注意していきます。

見落としてしまうほど小さいです。

マクロレンズで撮影 スマホでは小さすぎて無理


2017年5月6日土曜日

アボカドの花 特性

前にも書いたかもしれませんが
アボカドの花は特殊です。

・たくさんの花が咲くが結果率は低い
・一つの花で雄ステージと雌ステージがある
・ステージは日によって交互に変わる
・品種によってステージの変わり方が違う

雄ステージは花粉を放出するだけで
受粉はできない

雌ステージは花粉を放出しないが
受粉はできる

要するに自然受粉ができない
さらに品種によってステージが決まっているので
同じ品種だけでは受粉しにくい。
※虫媒介などで受粉の可能性はある

結果率を上げるためには
咲き方が異なる品種を植える必要がある
虫媒介はもちろん有効。

ステージを見分けるのはちょっと難しいが
花の中央にある雌しべが出ていて
周りにある雄しべが倒れている状態が
雌ステージ

逆に
雌しべが少し引っ込んでいて
雄しべが起きている状態が雄ステージ

受粉ができなかった花は
落ちてしまいます。

雌花ステージ(白い部分が雌しべ)

雄花ステージ

2017年4月23日日曜日

植え替えしました

久しぶりの報告になりましたが
鉢に植えてあった苗をビニールハウス内に
植えました。

ハウスを建てる計画はやめて
スイトピーを栽培しているハウスの一画を
借りることにしました。

広さは
18m ✖️ 8mくらいです。

そこに、ベーコン種2本、フェルテ種2本、ピンカートン種6本を
ある程度の間隔をあけて植えてみました。

50センチくらいの深さの穴を掘り
バーク堆肥を入れて
鉢から出した苗木を置き
土をかけて、水をたくさん与えました。

1本だけ根が崩れてしまったので心配です。


2017年1月15日日曜日

新しい種

昨年はアボカドの実が5つしか仕入れできず
ちょっと少ないですが、育て始めています。

前回の経験を元に植え付けしました。

・種は表面に出るように置く。
・20℃以上にこだわらず、温度を下げすぎないような設備にした。
・鉢をビニール袋に入れ、乾燥しないようにした。

という感じです。

前回と同じように、電気毛布とスタイロフォームで
簡易的な温室を作りました。

電気毛布は22時から翌朝7時に作動するようにタイマーをセットしました。

アボカドの種は腐らせなければ大体は芽が出てきます。
なので、温度を上げて発芽を促進することは避けています。

理由としては、接ぎ木はまだ先なので
早く育たなくてもいいんです。
暖かくなった4月頃で良いのではないかと思っています。

1ヶ月以上経ちました。
種の亀裂が大きくなっています。
そろそろ発芽しそうです。

※種の下部にある亀裂が特に大きいです。
 これは根が先に下へ伸びているからです。

今シーズンの種(ベーコン種)

2017年1月9日月曜日

ビニールハウスについて

露地栽培はリスクがあるので、一旦置いておきます。
というのは、高額な苗を露地栽培して枯らしてしまうと
その後の展開が無くなってしまうからです。

幸い、土地だけはあるのでビニールハウスを立てて
その中で主力となるアボカドを育てて行きたいと思います。

もちろん、露地栽培もやりますので
お待ちください。


■ビニールハウス栽培のメリット

そもそも、ビニールハウスの何が良いのかを整理しておきます。

○風対策

アボカドは葉が大きく、根が浅いので風に弱いです。
 よって、風を遮る必要があります。
 実が落下する原因にもなります。
 ※露地栽培を実施するとしても防風ネットなどは必要になります。

○防寒対策

寒さに強い品種とはいえ、冷風にさらされると凍結し枯れてしまいます。
 外気と遮断することにより、防寒することが出来ます。
 ※暖房装置は付けないですが、ビニールハウス内の気温については
  何らかの対策を取る予定です。マルチ敷設など。


日頃、アボカドを見ていると「幹の太さに対して葉が大きいな」と思います。
防寒より風対策の意味が大きいかもしれません。


いろいろ考えた結果、5月頃に鉢⇒植え付け となりそうです。

ビニールハウス業者に見積もりをいただきました。
↓のような大きさを考えていますが、材料だけで70万円くらいです。
変形なのは土地に合わせるからです。


寒いけど成長しています

最近はすっかり冷え込んでおり、夜間・明け方は0℃近くまで
気温が下がっています。

とはいえ、アボカドは春に向けての準備を進めています。

元気がないフェルテ1本を除いて
芽がどんどん伸びています。

春に向けて液肥の散布を検討しています。
これまでは顆粒肥料が主体でしたが
アボカドに関しては液肥が向いていそうです。

ピンカートン


ベーコン